新しい数字が馴染むまで
書類の日付欄に「2026」と書くことに、指先が少しずつ慣れてきました。 新しい年の始まりは、誰もが「今年は良い年にしたい」「何かを変えたい」と願うものです。
運勢の本を読んだり、開運グッズを買ったり、新しい習慣を取り入れたり。 未来を良くするために「何を足せばいいか」を考えがちですが、実は運気の流れをスムーズにするために最も大切なのは、その逆のアプローチです。
2026年1月。 この時期に最初に整えるべきは、「余白」です。
運気は「空きスペース」に入ってくる
私が大切にしている七命図(しちめいず)の思想では、「空(くう)」の状態こそが次のエネルギーを生むと考えます。 満員電車にはもう誰も乗れないように、予定やモノ、感情でぎゅうぎゅう詰めになった心には、新しい幸運が入ってくる隙間がありません。
特に現代の私たちは、情報を詰め込みすぎる傾向にあります。 スマホを見れば無限に情報が流れ込み、隙間時間はすぐに埋められてしまう。 これでは、運気が呼吸困難を起こしてしまいます。
だからこそ、この1月は意識的に「引くこと」に注力してみてください。 新しいことを始める前に、まずは手放す。 それが、2026年を軽やかに泳ぐための準備運動になります。
具体的な「余白」の作り方
余白を作るといっても、難しい修行は必要ありません。 日常の中で、小さな隙間を作るだけで十分です。
たとえば、「何もしない時間」を1日15分だけ確保すること。 スマホも持たず、テレビも消して、ただ窓の外を眺めたり、お茶を飲んだりするだけの時間。 生産性とは無縁のその時間こそが、心の澱(おり)を沈殿させ、澄んだスペースを作ってくれます。
あるいは、物理的な空間を整えること。 引き出しの中の不要なレシートを捨てる。 読み終えた本を手放す。 モノが減ると、そこには必ず「空間」が生まれます。 その空間に、新しい気が流れ込んでくるのです。
空白を恐れない勇気
手帳のスケジュール欄が埋まっていないと、不安になる人がいます。 何もしない自分は、価値がないのではないかと感じてしまうからです。
でも、大丈夫。 土壌を休ませる期間がなければ、豊かな作物は育ちません。 空白は「何もない」のではなく、「可能性が詰まっている」状態なのです。
2026年のスタートライン。 焦って荷物を背負い込むのではなく、まずは荷物を降ろして、深呼吸できるスペースを確保しましょう。 整った余白にこそ、あなたにとって本当に必要な「福」が、静かに舞い降りてくるはずですから。
ラジオで聴く(声の温度)
文字とは少し違う温度で、 同じテーマを静かに話しています。 夜に向いているかもしれません。
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手元に残す(七命図)
迷ったときに、 同じページへ戻れるように。 七命図としてまとめた形もあります。
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