白紙のページが怖い
「あけましておめでとう」の声が落ち着き、日常が戻ってきた頃。 ふとした瞬間に、胸のあたりがざわざわとするような、言葉にできない不安を感じることはありませんか?
「今年は大丈夫だろうか」 「このままでいいのだろうか」
具体的なトラブルがあるわけではないのに、足元が頼りないような感覚。 実はこれ、新しい手帳やカレンダーが「真っ白」であることから来る、自由への恐怖かもしれません。
未来が何も決まっていないということは、何にでもなれるという希望であると同時に、「何を描けばいいのか分からない」というプレッシャーでもあります。 真っ白な画用紙を渡されて「好きに描いていいよ」と言われた時、筆を持つ手が震えてしまうような。 年初の不安の正体は、そんな「可能性という名の重圧」なのです。
不安は「準備完了」の合図
でも、不安を感じること自体は、決して悪いことではありません。 七命図の視点では、不安は「リスクを察知し、身を守ろうとする正常なセンサー」だと捉えます。
あなたが不安を感じているのは、これから始まる一年を、大切に、慎重に歩んでいきたいと思っているからです。 どうでもいいことに対して、人は不安になりません。 「良くしたい」「失敗したくない」という真剣な思いがあるからこそ、心は震えるのです。
つまり、その不安は「準備はできていますか?」という自分自身への問いかけであり、「はい、真剣に向き合う準備はできています」という決意の裏返しでもあるのです。 不安は、あなたを守ってくれる頼もしいパートナーだと思ってみてください。
足元だけを照らす
先が見えない不安を解消するために有効なのは、「視点を遠くから近くに戻すこと」です。 1年後や10年後のことを考えると、あまりの遠さに目眩がしてしまいます。
夜道を歩く時、車のヘッドライトは数メートル先しか照らしません。 それでも、その数メートルを走り続ければ、目的地には必ず到着します。 人生もそれと同じです。
「今年一年」を考えるのではなく、「今日一日」のことだけを考える。 もっと言えば、「今のこの一時間」をどう心地よく過ごすかだけを考える。
美味しいコーヒーを飲む。 丁寧にメールを返す。 お風呂掃除をする。
そんな小さな「今の連続」が、気づけば真っ白だったカレンダーを、あなた色の確かな足跡で埋めていきます。 遠くを見るから怖いのです。 足元を見れば、そこにはちゃんと地面があります。
震えながら進めばいい
不安を完全に消そうとしなくて大丈夫です。 不安と一緒に、震えながらでも、一歩を踏み出せばいい。
「怖いなあ」と呟きながら、それでも今日を生きている。 そんなあなたの姿は、とても人間らしくて、愛おしいものです。
白紙の未来は、あなたの味方です。 書き損じても、また次のページがあります。 だから、肩の力を抜いて。 まずは今日という小さなマス目を、あなたの好きな色で塗ってみてくださいね。
ラジオで聴く(声の温度)
文字とは少し違う温度で、 同じテーマを静かに話しています。 夜に向いているかもしれません。
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手元に残す(七命図)
迷ったときに、 同じページへ戻れるように。 七命図としてまとめた形もあります。
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