LIFE

【連休中の自己嫌悪】起きる仕組み

布団の中で数える「できなかったこと」

連休の最終日の夜。 天井を見上げながら、「ああ、また何もしないで終わってしまった」と深い溜息をついてはいませんか?

読みたかった本は積まれたまま。 行こうと思っていた場所はGoogleマップの中に残ったまま。 洗濯物は乾ききらず、部屋の片隅に放置されている。

「せっかくの休みなのに、自分はなんて怠け者なんだろう」 そうやって自分を責めてしまう、自己嫌悪という名の冷たい毛布。 でも、どうか自分を責めないでください。 あなたが動けなかったのには、ちゃんとした理由があるのです。

それは「強制シャットダウン」

あなたが思うように動けなかったのは、意志が弱いからではありません。 日々の生活で限界まで張り詰めていた神経が、連休という安心感を得て、強制的にシャットダウンしただけなのです。

パソコンが動作を重くした時、再起動やデフラグが必要なように。 人間にも「ただボーッとするだけのメンテナンス時間」が不可欠です。 特に、普段から気を張って頑張っている人ほど、この反動は大きく出ます。

動けなかったのは、身体が「今は動く時じゃない、休む時だ」と、脳からの指令を無視して緊急停止ボタンを押したからです。 それは、あなたの命を守るための、身体からの切実なSOSであり、正常な防衛反応なのです。

七命図で見る「充電」の意味

私が普段用いている七命図(しちめいず)という視点では、休息を「ただ止まっている時間」とは捉えません。 それは、次に動くためのエネルギーを「溜めている時間」です。

スマートフォンの充電ケーブルを繋いでいる時、私たちはスマホを操作しません。 操作すれば、充電の速度が遅くなるからです。 連休中のあなたも、これと同じ状態でした。

「何もしない」のではなく、「充電をする」という最も重要なタスクを、身体を使って全力で行っていたのです。 そう考えれば、寝て過ごした時間も、ダラダラと過ごした時間も、決して無駄ではなかったと思えてきませんか?

自分に「お疲れ様」を言う夜に

だから、今夜は自分を責めるのをやめましょう。 「よく休んだね」「身体の声を聞いてあげて偉かったね」と、労いの言葉をかけてあげてください。

できなかったことを数える代わりに、できたことを一つだけ探してみる。 「たくさん眠れた」 「美味しいご飯を食べた」 それだけで、この連休は十分に意味がありました。

十分に充電された身体は、明日からまた少しずつ動き出します。 焦らなくて大丈夫。 あなたは時間を無駄にしたのではなく、自分自身を大切にしたのですから。


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文字とは少し違う温度で、 同じテーマを静かに話しています。 夜に向いているかもしれません。

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迷ったときに、 同じページへ戻れるように。 七命図としてまとめた形もあります。

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