黄昏時の溜息
休日の午後4時過ぎ。 部屋の中が急速に薄暗くなり、窓の外が青く沈んでいく時間帯。 ふと、「ああ、今日は一日、何をしていたんだろう」と深い溜息をついてしまうことはありませんか?
洗濯物は乾ききらず、読みたかった本は机に置かれたまま。 掃除もしなきゃと思っていたのに、結局コタツでスマホを見て過ごしてしまった。 そんな「何もしなかった休日」の終わりに、ずっしりとした自己嫌悪を感じてしまう。
特に1月は、この感覚に陥りやすい季節です。 でも、どうか自分を責めないでください。 それはあなたが怠惰だからではなく、太陽が出ている時間が物理的に短いからなのです。
冬は「省エネモード」が標準仕様
人間も動物の一種です。 気温が下がり、日照時間が短くなれば、本能的に活動量を落としてエネルギーを温存しようとします。 冬の朝に起きられないのも、休日に行動的になれないのも、生命維持のための正常な「省エネモード」が働いている証拠です。
夏と同じような活動量を自分に求めて、「できない」と落ち込むのは、冬のさなかにひまわりを咲かせようとするようなもの。 無理な話なのです。
1月の休日は、「何もしないこと」が、実は一番重要なタスクなのかもしれません。 身体を温めること、脳を休ませること、ただじっとしていること。 これらはすべて、春に向けての立派な「充電活動」です。
「できたこと」のハードルを下げる
自己嫌悪に陥りそうになったら、その日の「できたこと」の基準を極限まで下げてみましょう。
「一日中、布団を温める係を全うした」 「三食きちんと食べた」 「誰とも喧嘩しなかった」
そんなことでいいの? と思うかもしれませんが、そんなことでいいのです。 厳しい寒さの中、体調を崩さずに一日を終えられただけで、あなたは十分に自分自身の管理ができています。
「生産性」という言葉は、平日のオフィスに置いてきましょう。 休日は、ただ「生きていた」という事実だけで満点をつけてあげる日です。
夕暮れは、夜への入り口
日が暮れて暗くなったら、それは「もう今日は店じまいですよ」という合図です。 できなかったことを数えるのはやめて、早めにカーテンを閉めてしまいましょう。
温かいお風呂に入り、好きな入浴剤の香りを楽しむ。 そんな小さな幸せがあれば、今日の休日は「良い一日」として記憶されます。
何もしなかった自分を、許してあげてください。 あなたは今日、静かに休むという大切な仕事をしたのですから。
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