生まれ持った本質と「揺らがない自分」への理解を深める
七命図を構成する7つの柱の中で、もっとも“揺らぎにくい中心軸”を示すのが 根柱(こんちゅう) である。
人生でどれほど環境が変化しても、時間が経っても、根柱が表す本質そのものはほとんど変わらない。
「どうして同じ状況でも人によって感じ方が違うのか」
「なぜ自分はこれだけは譲れないのか」
「やりたいことがあるのに、別の場所では息苦しくなるのはなぜか」
こうした疑問の根っこには、たいてい 根柱 が関わっている。
この記事では、根柱の意味・役割・具体的な影響・他の柱との関係・根柱の活かし方まで、体系的に深掘りしていく。
七命図の理解の入り口として、また自己理解の軸を取り戻すきっかけとして、ぜひ落ち着いて読み進めてほしい。
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1. 根柱(こんちゅう)とは何か
■ 「生まれ持った本質の核」を示す柱
根柱は、七命図における“本質”そのものを意味する。
それは後天的に身についた性格や習慣ではなく、もっと深い層の性質──つまり あなたの魂が選んだ設計図 に近い。
根柱は、次のような部分に強く影響する。
- 最も安心する価値観
- 行動を決めるときの判断基準
- 長く続く「好き・得意・苦手」
- 同じ環境でも人と違う感じ方
- 何度も繰り返してしまう人生のパターン
根柱は、いわば “自分らしさの骨格” だ。
外側に何をまとって生きていても、本質が揺らぐことはほとんどない。
2. 根柱を知ると何が変わるのか
■ 「自分を責める理由」が静かに消えていく
根柱を理解すると、自分への違和感や否定感が驚くほど薄れていく。
なぜなら、これまで「欠点」だと思っていた部分が、実は 本質の自然な反応 だと分かるからだ。
根柱を知ると見えてくる代表的な気づきは次の通り。
● ① どうして人と同じ働き方だとしんどいのか
「向いていない」のではなく、本質と環境のズレである場合が多い。
● ② 力が湧く環境と、力が奪われる環境がはっきりする
同じ仕事でも、空気や距離感、役割によってエネルギーの出方が全く違う。
● ③ 無意識に感じていた“正しさ”の正体が分かる
自分が何を美しいと思い、何に違和感を覚えるのか。その根が見える。
● ④ 人間関係で同じパターンを繰り返す理由がわかる
相手ではなく、根柱に基づいた「感じ方のクセ」であることが多い。
根柱は“今のあなた”ではなく、
生まれた瞬間からのあなた を映し出す。
だからこそ、根柱を理解すると
“自分を説明できるようになる”感覚が生まれる。
3. 根柱のエネルギーはどのように人生に影響するのか
根柱の影響は、私たちが思っている以上に広い。
ここでは「仕事」「人間関係」「感情」「選択」という4つの分野で根柱がどのように働くのかを解説する。
■ 3-1. 仕事や生き方への影響
根柱は、その人がどのように働きたいか、どのように価値を発揮したいかに強く作用する。
- じっくり考えるタイプなのか、直感で動くタイプなのか
- 一人で進めたいのか、仲間と動きたいのか
- 役割を担うほど力が出るのか、自由度が高いほうが力が出るのか
企業や役職よりも、
「どんな空気で働くか」 が最重要になる場合もある。
根柱と働き方が噛み合うと、成果が出るスピードは驚くほど上がる。
■ 3-2. 人間関係への影響
根柱は、あなたがどんな距離感を心地よいと感じるかを左右する。
- 近い距離が落ち着く人
- 一定の距離が必要な人
- 深い関係を求めるのに、繊細で傷つきやすい人
人間関係の“癖”は、気柱ではなく根柱から来ているケースも多い。
■ 3-3. 感情のパターンへの影響
根柱には「心が動きやすい方向」が存在する。
例えば、
- 安心がテーマ
- 自由がテーマ
- 変革がテーマ
- 調和がテーマ
- 誠実さがテーマ
根柱ごとに、喜び・怒り・悲しみの反応も自然と違ってくる。
■ 3-4. 人生の選択への影響
大きな決断では特に、根柱が強く顔を出す。
「理屈ではこうすべきだと思うのに、心がNOと言っている」
その“心の声”の正体が根柱であることは珍しくない。
4. 根柱と他の柱の関係
七命図では、7つの柱が互いに影響し合っている。
根柱も例外ではなく、各柱との関係性を理解することで、より深い自己理解が可能になる。
■ 4-1. 気柱(心の癖)との関係
気柱は表面に出やすい性格であり、
根柱はその奥にある“揺れない本質”。
気柱の揺れが激しい場合、
その奥にある根柱が満たされていない可能性が高い。
■ 4-2. 宿柱(人生テーマ)との関係
宿柱は“人生で向かうテーマ”。
根柱は“人生の初期設定”。
根柱が土台となり、その上に宿柱が積み上がるイメージだ。
■ 4-3. 影柱(心のブレーキ)との関係
影柱のブレーキは、多くの場合「根柱の裏側」で起きている。
例えば、
- 本質が自由 → 影柱は束縛への恐れ
- 本質が調和 → 影柱は衝突の恐れ
- 本質が責任 → 影柱は失敗の恐れ
根柱を理解すると、影柱の“なぜそれが怖いのか”が分かる。
■ 4-4. 縁柱(人間関係)との関係
根柱が求める距離感と、育ってきた家族の距離感が一致しない場合、ずっと“生きづらさ”が残りやすい。
■ 4-5. 巡柱(タイミング)との関係
巡柱で動くべき時期に根柱が満たされていないと、チャンスを受け取れないことがある。
5. 根柱を活かす方法
根柱は「自分を変える」ためではなく、
“本来の自分に戻る”ために使うのが正しい。
ここでは、根柱を日常で生かす具体的な方法を紹介する。
■ 方法①:根柱が求める環境を知る
根柱ごとに、安心できる環境は全く違う。
合わない場所に居続けると、自己否定が強くなる。
■ 方法②:根柱の価値観を言語化する
“なにが好きか”よりも、
“なにを美しいと思うか”を探すのがポイント。
■ 方法③:他の柱とのバランスを見る
根柱だけを強めるのではなく、気柱や縁柱との関係を客観的に眺める。
■ 方法④:根柱を軸に決断する
迷ったときは「根柱が求める方向」を基準にすると後悔が少ない。
6. 根柱によくある誤解と正しい理解
根柱を扱うとき、次の誤解が起こりやすい。
● 誤解①:根柱は「性格タイプの分類」である
→ 正しくは、“生まれ持った価値観の核”。性格診断とは別物。
● 誤解②:根柱が強いほど融通が利かない
→ 本質が明確なだけであり、うまく扱えば安定感が生まれる。
● 誤解③:根柱と影柱は対立している
→ 裏表の関係。影柱は根柱を守る安全装置でもある。
● 誤解④:根柱は変えられる
→ 根柱は変えるものではなく、活かすもの。
7. 根柱の種類(具体例)
※ 七命図では複数のタイプが存在するが、ここでは代表的な例だけ紹介する。
具体的な分類や判定方法は別記事で解説する。
- 安定と調和を大切にする本質
- 革新や自由を求める本質
- 深い洞察を好む本質
- 仲間や関係性を重視する本質
- 責任と成果を重んじる本質
8. 根柱が乱れたときに起きるサイン
根柱は揺らがない本質だが、外側の環境が合わないと“歪み”のようなサインが出る。
- 仕事への興味が急に薄れる
- 人間関係に違和感が募る
- 気柱の揺れが激しくなる
- 判断がブレやすくなる
- 無力感や停滞感が生まれる
こうしたサインは、根柱を無視している合図でもある。
9. 根柱を読むために必要な情報
根柱の判定には、主に次の情報を使う。
- 生年月日
- 生まれた日の暦(空気)
- 七命図の全体配置
家族環境や影柱とは異なり、根柱は生まれた瞬間からの“初期設定”として扱われる。
内部リンク(関連記事)
七命図TOPページ →https://shichimeizu.beta-agency.site/shichimei-type/
根柱(本質) → https://shichimeizu.beta-agency.site/140/
気柱(心の癖) →https://shichimeizu.beta-agency.site/147/
影柱(心のブレーキ) →https://shichimeizu.beta-agency.site/152/
縁柱(人間関係) →https://shichimeizu.beta-agency.site/164/
巡柱(めぐり) →https://shichimeizu.beta-agency.site/160/
暦柱(誕生日の空気) →https://shichimeizu.beta-agency.site/175/
根柱単体で「自分らしさの核」が見え、
他の柱と合わせることで「人生の地図」が立体的に浮かび上がる。
11. まとめ:根柱は「あなたの輪郭そのもの」
根柱は、あなたという存在の土台となる柱だ。
変える必要はないし、変えられない。
むしろ、根柱を理解することで、あなたは“本来の使い方”を思い出す。
- 揺らがない価値観
- 自然と選んでしまう選択
- 安心できる距離感
- 苦手なものの正体
- 何度も繰り返す人生パターン
これらはすべて、根柱の地図の上に存在している。
根柱を知ることは、
「あなたがあなたのまま生きるための第一歩」になる。
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